FCPシートとは、Family Continuity Plan(家族継続計画)のことです。災害時に家族がどう動くかを事前に決めておくためのシートで、建設会社にとっては家庭向けの防災にとどまらず、会社の初動を支える大切な取り組みです。
FCPシートとは?建設会社が知っておくべき基本
FCPシートでは、主に次の内容を整理します。
- 家族の情報
- 災害時の集合場所
- 備蓄品や持ち出し品
- 誰が何をするかの役割分担
- 家族の合言葉
- 定期的な見直し
あらかじめ家族で話し合っておくことで、災害時の混乱を減らし、落ち着いて行動しやすくなります。
なぜ建設会社にFCPシートが必要なのか
建設会社は、災害時に地域の復旧を支える役割を担います。しかし、社員の家族の備えができていなければ、社員はすぐに動けません。家族の安否や避難先が決まっていない状態では、初動が遅れ、現場対応にも影響が出ます。
FCPシートを普及することで、次のような効果が期待できます。
- 社員の出動判断が速くなる
- 現場での集中力が落ちにくくなる
- 会社のBCPが実際に機能しやすくなる
つまり、家庭の備えが、会社の災害対応力を支えるということです。
建設会社でFCPシートを導入・普及する進め方
FCPシートの普及は、難しく考える必要はありません。まずは次の3つから始めるのが現実的です。
- 年1回、全社員に配布する
- 安全大会や朝礼で簡単に説明する
- 家族で話し合って記入してもらう
防災の日など、毎年見直す日を決めておくと定着しやすくなります。
FCPシートの活用で建設会社の災害対応力を高める
FCPシートは、家族を守るための備えであり、同時に建設会社の初動を強くする仕組みです。会社のBCPだけでは十分ではありません。社員の家庭まで含めて備えることで、はじめて災害時に強い組織になります。
建設会社が本気で災害対応力を高めたいなら、FCPシートの普及は進めるべき取り組みです。
