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2026/6/1

現場だより

家庭でできる大雨前の備え|土木会社目線のチェックリスト

台風6号が接近しており、風水害の対策が必要な時期となりました。

大雨による被害は、川の増水だけではありません。家のまわりの側溝が詰まっていたり、道路に水がたまりやすかったり、避難する道が冠水しやすかったりすると、思わぬ危険につながります。

土木の現場では、道路・河川・側溝・斜面などを確認しながら、「水がどこから来て、どこへ流れるか」を見ています。

家庭でも同じ視点で、雨が強くなる前に備えておくことが大切です。

家のまわりを確認する

大雨の前に、まず確認したいのが家のまわりの排水です。側溝や排水口が詰まっていると、雨水が流れず、道路や敷地内に水がたまりやすくなります。

確認する場所見るポイント
家の前の側溝落ち葉・泥・ゴミがたまっていないか
駐車場まわり水がたまりやすくないか
玄関前排水ますがふさがっていないか
雨どいの出口水が流れる先が詰まっていないか
家の裏側斜面・水たまり・ぬかるみがないか

ただし、雨が強くなってから側溝や水路を確認するのは危険です。確認は必ず、雨が強くなる前に行いましょう。

水がたまりやすい場所を知っておく

一度でも水がたまった場所は、次の大雨でも注意が必要です。家のまわりや近所で、冠水しやすい場所を家族で共有しておきましょう。

注意したい場所理由
玄関前が道路より低い場所雨水が流れ込みやすい
駐車場水がたまりやすい場合がある
川や水路の近く増水やあふれに注意が必要
家の裏の斜面土砂や水の流れに注意
過去に冠水した道路再び冠水する可能性がある

川の水位や雨量を確認する

大雨が近づいているときは、テレビやスマートフォンの天気予報だけでなく、近くの川の水位や雨量も確認しておくと安心です。

国土交通省の「川の防災情報」では、全国の河川の水位、雨量、河川カメラ、洪水予報などを確認できます。

特に、家の近くに川や水路がある場合は、雨が強くなる前に一度確認しておきましょう。

確認する情報見るポイント
川の水位普段より水位が上がっていないか
雨量短時間で強い雨が降っていないか
河川カメラ川の流れや水の増え方を確認する
洪水予報避難判断の参考にする

国土交通省「川の防災情報」を確認する

ただし、情報を確認するために実際に川や水路へ見に行くのは危険です。

川の様子は、自宅や安全な場所から、インターネットや自治体の防災情報で確認しましょう。

土木の目線では、「水位が上がってから動く」のではなく、「水位が上がる前に備える」ことが大切です。早めに情報を見て、必要な場合は早めの避難につなげましょう。

ハザードマップを確認する

大雨の前には、自宅周辺のハザードマップも確認しておきましょう。

ハザードマップを見ることで、自宅の周辺に洪水、浸水、土砂災害などの危険がないかを確認できます。

自宅だけでなく、学校、職場、実家、よく通る道路もあわせて確認しておくと安心です。

確認する場所見るポイント
自宅周辺浸水や土砂災害の危険区域に入っていないか
避難場所までの道川沿い・低い道・山沿いを通らないか
学校や職場家族が日中いる場所の危険を確認する
実家や親族の家高齢の家族がいる場合は早めに共有する

ハザードマップポータルサイトを確認する

避難経路を確認する

大雨のときは、いつも通る道が使えなくなることがあります。避難場所だけでなく、そこまでの道も確認しておきましょう。

避難経路は、できれば1つではなく2つ以上考えておくと安心です。

確認することポイント
川沿いの道増水時は危険
低い道路冠水しやすい
アンダーパス短時間で水がたまることがある
山や崖の近く土砂災害に注意
夜の移動暗い道・狭い道は避ける
家族全員の移動高齢者や子どもでも移動できるか確認する

非常用持ち出し品を準備する

避難が必要になったとき、すぐに持ち出せるように準備しておきましょう。

分類準備するもの
水・食料飲料水、食料
電源・明かりモバイルバッテリー、懐中電灯、携帯ラジオ
生活用品タオル、着替え、雨具、マスク
貴重品現金、身分証や保険証のコピー
健康管理常備薬、メガネ、補聴器など
家族用子ども用品、高齢者に必要なもの、ペット用品

家族によって必要なものは違います。薬、乳幼児用品、介護用品などは、早めに確認しておきましょう。

家族の連絡方法を決めておく

大雨のときは、停電や通信障害が起こることもあります。家族が別々の場所にいる時間帯に雨が強まることもあるため、事前に決めておくことが大切です。

決めておくこと内容
避難場所どこに避難するか
集合場所連絡が取れないときに集まる場所
子どもの対応誰が迎えに行くか
高齢の家族誰が連絡・確認するか
移動方法車か徒歩か
ペット一緒に避難する準備があるか

災害時にその場で考えるのは危険です。雨が強くなる前に、家族で一度話しておきましょう。

危険な場所には近づかない

大雨のときや大雨のあとに、川や水路の様子を見に行くのは危険です。

近づかない場所危険な理由
増水した川流れが速く、足元をすくわれる危険がある
用水路や側溝水深が分かりにくい
冠水した道路穴や段差が見えない
アンダーパス急に水がたまることがある
山沿いや崖の下土砂崩れの危険がある
橋の下流木や増水の影響を受けやすい

「少しだけ見に行く」が一番危険です。写真を撮るために近づくこともやめましょう。

大雨前のチェックリスト

項目チェック内容
家のまわり側溝・排水口・雨どいを確認した
水がたまりやすい場所玄関前・駐車場・道路の低い場所を確認した
川の情報川の防災情報で水位・雨量・河川カメラを確認した
ハザードマップ自宅や避難経路の危険区域を確認した
避難場所家族で避難先を確認した
避難経路2つ以上のルートを考えた
持ち出し品水・食料・ライト・薬などを準備した
家族の連絡集合場所や連絡方法を決めた
危険箇所川・水路・崖に近づかないことを確認した

まとめ

大雨への備えは、特別なことばかりではありません。

側溝を確認する。
水がたまりやすい場所を知る。
川の水位や雨量を確認する。
避難経路を家族で話す。
非常用持ち出し品を準備する。

こうした小さな備えが、いざというときの安全につながります。

私たち橋口組は、熊本の地域インフラを支える土木会社として、道路や河川、公共インフラに関わる仕事を通じて、地域の安全と安心を支えてまいります。

大雨が近づく前に、ご家庭でも一度、家のまわりと避難の備えを確認してみてください。

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