「施工管理と現場監督って何が違うの?」「転職するならどっちが稼げるの?」
建設業界でよくあるこの疑問。実は仕事内容・責任・年収水準に明確な差があります。
この記事では、両者の違いをわかりやすく整理し、転職で後悔しないための選び方を紹介します。
目次
施工管理と現場監督の違いを整理
| 比較項目 | 施工管理 | 現場監督 | 
|---|---|---|
| 主な役割 | 工事全体の管理(品質・工程・安全・原価) | 現場での実作業や職人への指示・進行確認 | 
| 目的 | 「プロジェクト全体を円滑に進める」 | 「現場を予定どおり動かす」 | 
| 関わる範囲 | 発注者、設計者、協力会社など関係者全体 | 自社の職人・協力会社が中心 | 
| 求められるスキル | 調整力・管理力・報告書作成スキル | 現場対応力・リーダーシップ・技術力 | 
| キャリアの方向性 | 所長・監理技術者・管理職など | 職長・現場代理人など | 
つまり、現場監督は「現場を動かす人」であり、施工管理は「現場をまとめる人」。 責任の範囲が広くなる分、施工管理の方が待遇面で優遇されるケースが多いのです。
施工管理と現場監督の給料の違い
給料の差は、役割の違いに比例します。熊本県内の平均データをもとに比較すると、以下のような傾向があります。
| 職種 | 平均年収(熊本県) | 月給目安 | 特徴 | 
|---|---|---|---|
| 施工管理 | 約600〜750万円[1][2] | 40〜55万円 | 資格手当・管理手当あり/1級資格者は上限800万円台も | 
| 現場監督 | 約400〜550万円[3] | 30〜40万円 | 経験や工事規模により変動/責任範囲は限定的 | 
→ 施工管理は、工事全体を統括する立場として現場監督よりも約100〜150万円程度高い傾向にあります。
年収が上がる理由|責任とスキルの幅
- 管理対象の幅が広い:工程・原価・品質・安全を総合的に統括
 - 対外的な調整業務が多い:発注者・設計者・協力業者との折衝
 - 資格による評価が明確:1級土木施工管理技士で年収アップしやすい
 
つまり、施工管理は「現場を管理できる力」が年収に直結します。
経験・資格・マネジメントスキルの3つが揃えば、地方でも600〜800万円台が十分に狙えます。
橋口組の施工管理職|熊本で働く場合の待遇
- 年収:600万〜800万円(経験・資格に応じて決定)
 - 勤務エリア:熊本市内・県内全域/転勤なし
 - 休日:完全週休2日制・年間休日120日以上
 - 導入技術:ICT施工(ドローン・3D測量・iPad管理)
 
現場監督出身者がキャリアアップして施工管理へ転身するケースも多く、年収100万円以上アップを実現した社員もいます。
転職で後悔しないための選び方
転職を考える際は、以下の3点を確認しておきましょう。
- 仕事内容の範囲:現場実務か、管理・調整中心か。
 - 労働環境:週休2日・残業時間・ICT施工導入の有無。
 - キャリアの将来性:資格取得・所長昇進の道が開けているか。
 
→ 「自分がどんな立場で現場を支えたいか」を明確にすることで、転職後の後悔を防げます。
まとめ|収入もキャリアも伸ばすなら「施工管理」へ
現場監督は「現場を動かす仕事」、施工管理は「現場をまとめる仕事」。
年収面では、施工管理が1.2〜1.4倍ほど高い傾向にあります。
当社・橋口組では、熊本県内で施工管理職を積極採用中。
地元で安定しながらキャリアアップを目指す方は、ぜひエントリーください。
出典・参考
- 建職バンク|熊本県 土木施工管理技士の平均年収 約660万円(400〜750万が主流レンジ)
 - Indeed|熊本県 施工管理 平均月給37〜40万円(年収換算440〜480万)
 - マイナビ転職・doda|熊本県 現場監督職の平均年収 約400〜550万円(求人データより)
 
※本記事のデータは2025年9月時点の公開情報に基づきます。