私たちは、増える短時間豪雨に備えて、白川・緑川の堤防・護岸をデータに基づいて賢く直す工事を進めています。 目的はひとつ。「浸水を減らし、命と暮らしを守る」こと。そのためにドローン・3D測量などのICTを使い、 工期を短く、品質を高く、安全に──市民の皆さまと進めます。
目次
この工事で解決したい社会課題
- 水害リスクの増大:線状降水帯などで短時間に雨が集中→川があふれやすい
- 老朽化した護岸:壊れやすい箇所は、被害を拡大させる引き金に
- 災害時の寸断:道路・物流・救急が止まると、生活や事業継続に直撃
工事そのものが目的ではありません。暮らしを止めないための“防災減災インフラ”づくりが目的です。
市民の暮らしに出る「良い変化」
① 浸水被害の低減
弱点部の補強・洗掘対策で決壊リスクを下げます。
② 復旧のスピードUP
3Dデータで出来形を管理→検査が速く、開通・原状回復が早い。
③ 工事中の安心
通学時間帯の保安員配置・仮設歩道の標準化で、日常を守ります。
工事中の「困りごと」と私たちの対策
- 騒音/振動:作業時間を配慮し、必要時は計測・結果を掲示します。
- 通行止・片側交互通行:学校・町内会と事前共有、週次の進捗情報でご案内。
- 濁り:濁水処理を徹底。雨天時は作業を見直します。
- 夜間作業:原則回避。やむを得ない場合は事前告知します。
どう進める?(ICT活用フロー)
- 現況を正確に知る:ドローン/地上レーザーで計測
- 完成像を共有:3Dモデルで関係者と合意形成
- 丁寧に作る:ICT建機で出来形を平準化
- 確かめて残す:出来形データを検査・クラウド保存
よくある質問(市民の皆さまへ)
工事中、通学路は安全ですか?
朝夕は保安員を配置し、仮設歩道・安全柵を標準化しています。危険箇所は即日是正します。
騒音・振動が気になります。
作業時間を配慮し、必要に応じて計測・結果掲示を行います。長時間の大音量作業は避けます。
濁りは大丈夫ですか?
濁水処理を徹底し、雨天時は作業を見直します。異常を見かけたらご連絡ください。
まとめ
- 水害リスクを減らす:弱点を先に直し、浸水・被害の低減につなげます。
- 工事中も暮らしを守る:通学・通勤の安全配慮を行っています。
- 見える化で納得感:3Dや写真で「何が・どれだけ良くなるか」を共有しています。