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災害は一日で終わらない。だからFCPが必要|防災の日に考える家庭の備え
9月1日は防災の日。1923年の関東大震災を教訓に制定され、私たちが災害への備えを見直す大切な日です。
ただし、災害は「その瞬間」だけで終わるものではありません。停電、断水、物流ストップなど、被災後の数日から数週間にわたって生活が大きく制限されます。
だからこそ今注目されているのが、FCP(Family Continuity Plan:家族継続計画)です。
災害は一日で終わらない
災害直後は命を守る行動が最優先。しかし実際には、その後の「生活の継続」が大きな課題になります。
熊本地震の際も、避難所生活やライフライン停止が長期化し、多くの家庭が不安や負担を抱えました。
つまり、防災は「生き延びる」だけでなく「暮らしを続ける」ことまで見据える必要があるのです。
家庭版BCP=FCPとは?
企業には事業を止めないためのBCP(事業継続計画)があります。
その家庭版がFCP(家族継続計画)。災害が起きても、家族が混乱せず生活を続けられるように事前に合意しておく計画です。
FCPで決めておきたいこと
- 避難場所:自宅近くの避難所や親戚宅など複数候補を共有
- 連絡方法:携帯不通時の伝言ダイヤルや集合場所を決定
- 役割分担:誰が水・食料・ペットを持つかなどを明確化
- 備蓄チェック:食料・水・簡易トイレなどを定期的に点検
防災の日にやってみたいFCPアクション
- 家族で30分の「家庭防災会議」を開催
- 非常食・水・バッテリーなど備蓄の棚卸し
- 避難所まで実際に歩いてみる
- 地域の防災訓練に家族で参加
ポイント
災害は「一日で終わらない」。だからこそFCPをつくり、家族の不安を安心に変えましょう。
まとめ
防災の日は、過去を忘れず未来を守るための大切な日。
今年は「災害は一日で終わらない」という視点から、家族でFCPを話し合ってみませんか?
橋口組は、熊本の安心・安全な暮らしを支える建設会社として、地域と共に防災・減災に取り組んでまいります。